ゆでたろうの株式投資

ラーメンからロケットまでなんでも取り扱いますが基本的に資産運用中心のブログです

アインシュタインお墨付きの複利パワーで資産を作る

配当金だけで100憶円!

ソフトバンク孫正義社長やファーストリテイリングの柳生正社長の個人資産が何兆円だというような話はよくニュースになりますが、彼らが配当金で毎年どれぐらいもらっているのか皆さんご存知でしょうか。

ざっくりですが孫正義社長で100億円もらっています。また、10億円以上の配当金をもらっている経営者は日本だけで8人ほどいるそうです。

toyokeizai.net

 

配当金だけで生活したい

こういう方々は、何千億円という時価総額の株式を保有しているからこそ何十億円という配当金を受け取れているわけです。目線をもう少し現実的なものに落とし込んで、サラリーマンの場合は何円手元にあれば、例えば200万円の配当金を受け取ることができるのでしょうか?

シンプルな計算ですが、J-REITの平均配当金利回りが4%ぐらい(2018年5月現在)なので、5000万円が手元にあれば200万円の配当を毎年受け取れるという計算になります。

(余談ですが最近JTの株価が下がっていて配当利回りが5%近くになってます!)

 

さて、問題はどうやってこの5000万円というお金を貯めるのか。コツコツ500円玉貯金をしていても一生貯まらないので、ここで「複利パワー」を使います。

この複利っていう考え方はとても偉大で、あのアインシュタイン

The most powerful force in the universe is compound interest

と言ったそうです。(ホンマかいな。 )

 

複利とは・・・

単利と複利の違いは、運用で得られた利回り分を再運用に回すかどうか、ということになるのですが、図を見てもらうのが一番わかりやすので仮の条件を置いて図を作成してみました。

  • 当初元本:100
  • 利回り:7%
  • 期間:30年

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さすがアインシュタインお墨付きということで、複利と単利では30年後の結果が倍以上となっています。そして図の通り、複利の概念では期間が長くなればなるほど加速度的に伸びる性質があることから、以下のこんな小話もあります。 (ググったらPresident Onlineに記載があったのでコピペしました)

1626年に現在のマンハッタン島を当時の入植者であったオランダ人がたったの24ドル(相当の物品)でインディアンから譲り受けた、という逸話がある。オランダ人がとても賢かったという伝説的なストーリーともなっているようだ。貨幣の価値などあってなかったような時代だろうから、その判断の当否をここで言及するつもりはない。また机上の空論にもなってしまうが、「もしその24ドルを年利7%で今まで複利で運用していたら」と考えてみたい。

さあ、いくらくらいになるのだろう?

 答えはなんと3京億ドル近くになる。日本円に換算すれば300京円、つまり1億円の300億万倍、計算すれば日本人一人ひとりに300億円弱配分できる計算になる。もちろんこれは空論の域を出ない。それでもかつて日本でも身近に「年利(複利)7%」という金融商品があったことを知っていれば、宇宙戦艦ヤマトイスカンダル星雲ほどの空論ではないこともご理解いただけるだろう。

 

話はそれましたが、ではこの複利パワーを使って5000万円を貯めるにはどれぐらいの期間が必要なのか試算してみました。 

  • パターン1:当初元本500万円でスタートして、年利7%で運用した場合
    35年目で5000万円に到達

今から35年だとちょっと未来すぎる・・・ということで、条件を微修正します。

  • パターン2:当初元本500万円でスタートして、さらに毎月3万円ずつ追加出資していき、年利7%で運用した場合
    26年目で5000万円に到達 

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資産運用にあたっては複利以外にもいろいろポイントがあるよ

今回は「複利パワー」について記事にしてみました。ここから湧いてくるであろ「現実的に7%で運用できるのか?」「毎月3万円も追加で出す必要あるのか?」といった疑問については、また別の記事で説明したいと思います。